有料

農業遺産4地域申請 県内初「多良間の農業」も


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 農林水産省は21日、伝統的で重要な農林水産業を営む地域を認定する「日本農業遺産」に兵庫、徳島、沖縄の3県の計4地域から申請があったと発表した。沖縄が認定されれば県内初となる。今後、専門家による書類審査や現地調査などを行い、来年1月に最終結果を公表する予定。
 4地域の申請内容は、兵庫県北播磨・六甲山北部地域の「気候風土を生かした酒米『山田錦』生産」、同県朝来地域の「岩津ネギを生み出した資源循環型農業」、徳島県・県南地域の「樵木(こりき)林業を核とした生態系保全・農林水産業」、沖縄県多良間地域の「多良間島の持続的島しょ農業」。
 日本農業遺産は「多様な主体の参画」など八つの基準を満たした地域を農相が認定する。申請は2年に1回が通例で、これまで24地域が登録済み。