日銀仙台支店と宮城県などは24日、小学生と保護者向けに、金融や経済の仕組みを知ってもらうためのPRイベントを開くと発表した。七十七銀行(仙台市)や仙台銀行(同市)、東北財務局と共同開催する。日銀仙台支店によると、官民共催の金融教育イベントは全国的に珍しいという。
学校や保護者から「難しい金融経済について学ぶ機会がほしい」との声が寄せられたことがきっかけ。7月下旬~8月下旬にかけ、各機関が仙台市内で順次開催する。参加定員があり、事前申し込みが必要。
例えば仙台銀行では、現金1億円の重さを体験できる企画や、タブレットを活用した株取引のシミュレーション、七十七銀行では同行金融資料館での謎解き企画に挑戦できる。東北財務局は、保護者向けに、今年1月に新しくなった少額投資非課税制度(NISA)など資産形成を学ぶ講座を開く。
仙台市内で共同記者会見を開いた岡山和裕日銀仙台支店長は「親子で楽しく学び、社会への興味関心を高めてほしい」と述べた。
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夏休み親子向け 日銀が経済教室 宮城県や地元銀など
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琉球新報朝刊
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