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日本の競争力 38位に 世界ランク3年連続最低更新


日本の競争力 38位に 世界ランク3年連続最低更新 「世界競争力ランキング」の順位
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 スイスの国際経営開発研究所(IMD)がこのほど発表した2024年版「世界競争力ランキング」で、日本の競争力は企業の効率性低下が響き、前年より順位を三つ下げ、世界38位と低迷した。3年連続で順位が落ち、過去最低を更新した。
 24年版は主要67カ国・地域が対象。「経済実績」「政府の効率性」「ビジネスの効率性」「インフラ」の4分野で競争力を採点し総合評価した。
 日本は「経済実績」が21位と前年から5ランク上昇。「インフラ」(23位)、「政府の効率性」(42位)は横ばいだったが、企業の技術革新や利益に直結する「ビジネスの効率性」が51位と四つ順位を落とした。
 世界首位にはシンガポールが4年ぶりに返り咲いた。アジア勢ではこのほか、香港(5位)、台湾(8位)がトップ10に食い込んだ。
 日本は1989年から4年連続で世界トップだったが、その後低落傾向が長期化。2024年はアジアで中国(14位)、韓国(20位)、タイ(25位)、インドネシア(27位)、マレーシア(34位)なども下回り、競争力衰退が続いている。(NNA=共同)