沖縄食糧(浦添市、中村徹社長)は27日、株主総会と取締役会を開き、2024年3月期決算と役員人事を承認した。売上高は前期比12・7%増の144億6321万円、経常利益は同16・6%減の3億2043万円で、増収減益だった。純利益は同15・3%減の2億2197万円。
米の販売重量が増加し増収となった一方で、仕入れ価格の値上がりや人件費の上昇、製造コストなどの高騰により減益となった。
グループ5社の単純合計は、売上高が前期比11・5%増の248億6468万円、経常利益は同16・8%減の4億7222万円、純利益は同14・3%減の3億1664万円だった。
南西沖食や沖食ライスサービスは高騰分の価格転嫁や経費上昇の抑制で増益となったものの、沖食商事や沖食スイハンは仕入れや原材料の高騰が響き、減益だった。
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役員人事では取締役専務の城間剛氏(56)が新たに代表権を付与され、取締役総務本部長の棚原清氏(57)が常務に昇任した。新たな取締役に奥間正氏(53)と田幸正邦氏(49)が就いた。
取締役相談役の竹内聡氏(82)、取締役の比嘉康喜氏(59)と宮平武美氏(62)は退任した。
(新垣若菜)