マグロ「採捕停止」期間なのに、200キロの漁獲確認　沖縄で初　県「法令周知を強化」

　県水産課は8日、クロマグロの採捕停止命令後に、県内漁業者による漁獲が確認されたと発表した。県内では初の事例で、漁獲量は200キロ。現在、詳細を確認している。

　県は5月17日にクロマグロ漁獲可能量が前期相当量である138・9トンの95％に達したとして、採捕停止命令を出し、同18日から7月31日まで漁獲を禁止していた。

　県農林水産部の前門尚美部長は「多くの漁業者がクロマグロの放流を余儀なくされている中、このような事案が発生したことを重く受け止めている」とコメントした。県は、クロマグロ資源管理の必要性や法令に関する周知の強化を図るとした。　

（新垣若菜）

沖縄経済ニュース

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