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東村、泊まって楽しんで 観光推進協 ホテル開業 カヌー体験、秘境ツアー提供


東村、泊まって楽しんで 観光推進協 ホテル開業 カヌー体験、秘境ツアー提供 東村観光推進協議会が運営する「ヤンバルエクスペリエンス ホテル ヌンガニク」=8日、東村川田
この記事を書いた人 Avatar photo 玉寄 光太

 東村で観光振興に取り組んでいるNPO法人東村観光推進協議会(渡久山真一理事長)は8日、村川田に宿泊施設「ヤンバルエクスペリエンス ホテル ヌンガニク」を開業した。日帰りがほとんどの村内観光を滞在型に転換するための拠点としたい考えだ。

 宿泊できる平屋建てのコテージ6棟と、チェックインなどを行う共用棟1棟。客室はダブルベッドが二つの部屋が4室、一つの部屋が16室ある。全部屋にアウトドアリビングとなるウッドデッキが備え付けられており、夜は満天の星空を波の音を聞きながら望むことができる。シーズンによって変更があるが、1泊8千円から。

 協議会はカヌー体験や秘境ツアーができる福地ダム周辺などを「世界自然遺産エリア」、ジップラインやバギー体験ができる慶佐次周辺を「亜熱帯エリア」と設定。宿泊しながら村内の観光コンテンツを楽しんでもらおうと、ホテルは両エリアの中心に整備した。宿泊と自然体験ツアーをセットにした宿泊プランなども提供する。

テープカットをする東村観光推進協議会の渡久山理事長(写真中央)と関係者ら=8日、東村川田

 協議会の河合宏樹理事によると、自然体験などで村内を訪れる観光客は年間30万人程度いるが、約97%が日帰り観光だという。ホテルができたことで、滞在型観光への転換を図り、観光消費の増加にもつながると期待している。「沖縄で自然体験するなら東村だと言われるようになりたい」と力を込めた。

 ホテルの予約はホームページから。

 (玉寄光太)