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沖縄のキビ、9.9%減の66万トン 平年値を下回る その要因は?  2023-24年期生産量  


沖縄のキビ、9.9%減の66万トン 平年値を下回る その要因は?  2023-24年期生産量   サトウキビ畑(資料写真)
この記事を書いた人 Avatar photo 新垣 若菜

 県農林水産部が15日発表した2023~24年期のサトウキビ生産量は、前期比7万3155トン(9.9%)減の66万4284トンで、平年値を下回った。収穫面積は1万3164ヘクタールで前期比515ヘクタール(3.8%)減少。台風6号接近や生育期に県全域で少雨傾向だったことが影響した。

生産量は地域別で見ると、沖縄本島が前期比5万8313トン(18.4%)減の25万9274トン、宮古地域が同2万1356トン(6.4%)減の31万264トンだった。八重山地域は6514トン(7.4%)増の9万4746トンだった。

砂糖などの原料となる甘しゃ糖量は同4934トン(5.9%)減の7万8749トン。うち白糖となる分みつ糖は5492トン(7.2%)減の7万881トン、黒糖の含みつ糖が557トン(7.6%)増の7868トンとなった。平均甘しゃ糖度が14.6度だった。

 県農水部の前門尚美部長は「地域に適した施策の実践による単収の向上を図りたい」とコメントした。 (新垣若菜)