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国頭で新技術の見本市 台湾企業 観光課題の解決実証へ 沖縄


国頭で新技術の見本市 台湾企業 観光課題の解決実証へ 沖縄 国頭村観光協会の比嘉明男会長(右)とMOAIの平良香織代表(左)=11日、那覇市の琉球新報社
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 国頭村奥間の同村観光協会(やんばる3村観光案内所)で17日から、「台湾スマートソリューション公開イベントin国頭村」が始まる。

 外国人観光客の急増とそれに対応する人材の不足などに悩む本島北部地域の課題解決につなげようと、多言語に対応したリアルタイム音声翻訳機、低電力でディスプレー表示に優れたソーラーバス停などの先進機器を設置し、来館者が新技術を体験できる。

 「台日産業連携推進オフィス」と協力した来年3月までの実証事業で、特許技術を持った台湾企業が製品を提供する。ヤンバルクイナ生態展示学習施設「クイナの森」でも、超音波を使った鳥獣対策機器をロードキル対策などに活用できないか実証する。

 国頭村観光協会の比嘉明男会長、沖縄側の交流窓口を担うMOAI(那覇市)の平良香織代表が11日に琉球新報社を訪れ、「新しい技術で地域の課題を解決する先進事例を体験してほしい」と来場を呼びかけた。