沖縄地区税関が17日に発表した9月の管内貿易概況(速報)は、輸出総額が前年同月比29・1%減の18億1千万円、輸入総額は同18・5%減の127億5800万円だった。差し引きは109億4800万円の輸入超だった。輸出入とも5カ月ぶりの減少となった。
輸出額の減少は、アメリカ向けなどの「再輸出品」(前年同月比6億700万円減)や台湾向けなどの「鉄鋼」(同2億5700万円減)が主に影響した。
輸入額減は、「オーストラリアからの天然ガスおよび製造ガス」(同71億4300万円減)、インドネシアなどからの「その他動植物性原材料」(同4億8800万円減)、韓国などからの「鉄鋼」(同2億3900万円減)が響いた。
(新垣若菜)