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MROジャパン、ジェットスター・アジア機の整備を受託 那覇―シンガポール便 沖縄


MROジャパン、ジェットスター・アジア機の整備を受託 那覇―シンガポール便 沖縄 ライン整備受託を開始したMROジャパンの整備士と、ジェットスター・アジア航空の航空整備士(左から5人目)ら=22日、那覇空港(提供)
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 那覇空港内で航空機整備を手掛けるMROジャパン(MJP、那覇市)は22日、シンガポールの格安航空会社ジェットスター・アジア航空の航空機を点検・整備するライン整備の受託を開始した。

 同社が定期運航する那覇―シンガポール便の駐機中に業務に当たる。21日にCAAS(シンガポール民間航空庁)からの認証取得を受け、実施に至った。

 海外航空会社のライン整備を受託するのはスターラックス航空(台湾)、ティーウェイ航空(韓国)に続き3社目。

 ジェットスター・アジアはこれまで、整備士社員が那覇までの片道約5時間のフライトに搭乗し、トラブルに対応する体制を維持してきた。しかし、整備士の不足や拘束時間の長さが課題となってきたことからMJPへの委託が決まった。

 今後は機体の給油サポート業務をはじめ、那覇空港内で不具合があった場合に整備する。MJPは格納庫内でのドック整備を主とするが、ライン整備をきっかけに品質や応対能力を知ってもらい、ドック整備の受託につなげることを目指す。

 MJP機体整備部の山本峻平氏は「英語も勉強しながらパイロットからいち早く情報をキャッチし、支援体制につなげたい」と意気込んだ。

(與那覇智早)