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「中学生の入選聞いたことない」沖縄県芸術文化祭、美東中から2人が入選の快挙


「中学生の入選聞いたことない」沖縄県芸術文化祭、美東中から2人が入選の快挙 県芸術文化祭公募展美術部門で入賞した、美東中学校3年の新垣虹七さん(左から2人目)と稲福樹さん(同3人目)と美術部顧問の當銘直樹教諭(左端)、宮城守校長=10月24日、沖縄市の美東中学校
この記事を書いた人 Avatar photo 福田 修平

 【沖縄】第52回県芸術文化祭公募展(主催・県、県文化振興会)美術部門で、美東中学校3年の新垣虹七(にな)さんと稲福樹(いつき)さんの2人の作品が入選した。県文化振興会の担当者によると、これまでの県芸術文化祭公募展で中学生の入選は聞いたことがないという。

新垣虹七さん「かえりみち」
(県文化振興会提供)
稲福樹さん「作品03」(県文化振興会提供)

 受賞した新垣さんの「かえりみち」は、形が好きだという欧州の城から好きな部分を組み合わせたオリジナルの城と親子を描いた作品だ。

 稲福さんの「作品03」は、自身の心をQRコードに見立て、その周りを自身の感情を表す絵で埋め尽くした。

 2人は美術部に所属している。同部顧問の當銘直樹教諭は「作品の完成度を見て、大人も出品する県芸術文化祭への応募を薦めた」と説明した。

 新垣さんは「受賞した時はあまりすごさが分からなかったが、徐々に実感が湧いてきた」と笑顔を見せた。将来は絵の仕事をしたいという稲福さんは「夢に一歩近づけた気がする。これからも絵を描き続けていく」と力を込めた。

(福田修平)