情報誌「ツータン」創刊、沖縄県で生徒数は約2万人、通信制高を紹介 年2回発行 モノレール各駅などで無料配布


情報誌「ツータン」創刊、沖縄県で生徒数は約2万人、通信制高を紹介 年2回発行 モノレール各駅などで無料配布 沖縄で通える通信制課程の高校を紹介する無料誌「ツータン」=6日、那覇市の琉球新報
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 県内外で増えている通信制課程の高校を紹介する無料情報誌「ツータン」=写真=が10月、創刊された。沖縄に本校やサポート校を置く学校を中心に、沖縄で通える学校を紹介している。

 那覇市のカフーブランディングが発行した。代表取締役の喜屋武剛敏さんは「自分のペースで学べるということで、主体的に通信制課程を選ぶ生徒が増えている。この情報誌から進路の選択肢を増やし、将来に役立ててほしい」と意図を説明した。

 文部科学省の学校基本調査によると、近年、全日制・定時制課程のある高校数は全体的に減少傾向にある一方、通信制課程は増加している。県の調べによると、沖縄での通信制課程の生徒数は、2019年から22年までに6274人増えて、2万1891人になった。

 「ツータン」は学校の紹介に加え、通信制が選ばれている背景の分析なども記されている。

 「ツータン」は年2回発行予定。沖縄都市モノレールの各駅やジュンク堂書店那覇店、タウンプラザかねひで、コープおきなわの一部店舗などに設置している。ウェブでも配信している。問い合わせは098(882)5208。

(嘉数陽)