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「どんな差別もなくみんな友達に」髙良、佐野さんに県知事賞 「心の輪作文」と「障害者週間ポスター」表彰式 沖縄


「どんな差別もなくみんな友達に」髙良、佐野さんに県知事賞 「心の輪作文」と「障害者週間ポスター」表彰式 沖縄 障害者週間のポスターと体験作文の入賞者ら=4日、那覇市泉崎の県庁
この記事を書いた人 Avatar photo 渡真利 優人

 障がいの有無にかかわらず誰もが共に支え合う共生社会を目指し、内閣府や都道府県などが募集した「心の輪を広げる体験作文」と「障害者週間のポスター」の表彰式が4日、那覇市の県庁で開かれた。入賞者13人のうち、出席した11人に表彰状が手渡された。

 作文では、視覚障がいのある人を前に何もできなかった自分を振り返り、障がいに関して学ぶ大切さをつづった宮古島市立西辺中2年の髙良光伶(みくる)さんの作品「助け合うことの大切さ」が最優秀賞(県知事賞)に選ばれた。

 ポスターでは、障がいのある人とない人が共に手を取り合う様子を描いた沖縄市立北美小6年の佐野菜波さんの作品「みんな友達」が最優秀賞(県知事賞)を獲得した。佐野さんは「大きな賞をもらうのは初めてだったのでうれしかった。絵のようにどんな差別もなく、みんな友達になれればいい」と話した。

 各都道府県の最優秀賞から選ぶ内閣府表彰には作文で新城元美さん(一般)の作品「人生の壁について」が佳作、ポスターでは糸満市立高嶺中3年の髙橋柚菜さんの作品「誰もが主役の明るい世界」が優秀賞(内閣府特命担当大臣表彰)を受賞した。

 その他の入賞者は次の通り。(敬称略)

▽心の輪を広げる体験作文

 【最優秀賞】宮城麻央(豊見城高3年)

 【優秀賞】中村天架(てぃんか)(名護市立屋部中1年)▽久場美央俐(中城村立中城中2年)▽宮城志寧(ここね)(那覇市立仲井真中1年)▽町田芽吹(豊見城市立豊見城中3年)▽豊川楓(豊見城高3年)▽障害者週間のポスター

 【優秀賞】髙吉りほ(南城市立佐敷中1年)▽宮城星来(せら)(糸満市立高嶺中2年)▽新垣空(糸満市立高嶺中3年)

 (渡真利優人)