「ひらけ! 新万国津梁の文化 その鍵は私たちの手に」をテーマに、第23回全国中学校総合文化祭沖縄大会が9日、浦添市のアイム・ユニバースてだこホールを主会場に開幕した。舞台「チャンプルー沖縄(ウチナー)」が幕開けを飾り、琉球舞踊や空手、ヒップホップダンスを織り交ぜた創作劇を通して県内の中学生が躍動した。沖縄での全国大会は9年ぶり3度目。10日まで、各地の生徒らの舞台発表や作品展示がある。
オープニングの舞台は、精霊キジムナーの案内で登場人物が琉球王国の時代と現代とを行き来しながら、沖縄の歴史や文化を伝える内容。観客から大きな拍手が送られた。徳島県から訪れた生徒は「沖縄の伝統文化から新しいものまで詰まった舞台で見応えがあった」と感想を語った。
大会には県外15校の出演を含め約1400人が参加するほか、2900点余の作品展示がある。
(座波幸代)