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捉え方で心が元気に 本部中でカウンセリング授業


捉え方で心が元気に 本部中でカウンセリング授業 「心の捉え方」について生徒に説明する新垣優一郎さん=11月21日、本部中学校
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 【本部】本部町福祉課はこのほど、本部中学校2年生の90人を対象に「こころが元気になる授業」を開いた。名護市の福祉施設「地域生活支援センターウェーブ」の相談支援専門員を務める新垣優一郎さん(42)が、自分の捉え方次第で心が元気になる方法を伝えた。

 新垣さんは生徒を前に、心理カウンセリングで使われる方法で、物事を見る枠組みを変える「リフレーミング視点」などについて、詳しく説明した。

 同施設に通所している玉城明光さん(72)は「障がい者として通所しているが、悪いことばかりではない。このような場でみんな(生徒たち)と会える機会が多くなった」と自身の体験談を交え「生きているとどうなるか分からない。相手を思いやり、優しく接してほしい」と生徒に語った。

 (比嘉藍子通信員)