【石垣】石垣市立白保中学校(宮良篤校長)の3年生16人が4日、北海道札幌市立厚別南中の3年生とオンラインで、両地域の気候の違いなどについて意見交換した。「雪は降ってる?」「今、何度?」と互いに質問を交わし合った。
授業は国立教育政策研究所が主催した。理科の時間を活用した。日本の北と南の地域で、日の出や日の入り、四季の違いなどを調べ、宇宙や地球について学ぶことを目的としている。
白保中の生徒の「最低気温は何度?」の問いに、札幌側は「マイナス7度くらい。きょうは4度です」と答えた。白保の生徒は「こっちは26度です」と高温多湿な沖縄の気候を伝えた。
タブレットの画面越しに楽しそうに交流していた多宇琉翔(りゅうと)さん(15)は「同じ国なのに気候や学校の造りが違い、グラウンドに雪が積もっていてびっくりした」と語った。英語で白保の紹介をした櫻井亜紅(あこう)さん(15)は「気候だけじゃなく、生き物や動物も違い、同じ国かと疑うくらいだった」と楽しそうに振り返った。
(照屋大哲)