【浦添】浦添工業高校インテリア科3年生18人が製作した木製のベンチテーブルがこのほど、浦添市役所中庭に設置された。元々設置されていたベンチテーブルも15年前に同校の生徒が作ったものだが、老朽化が進んでいた。今回浦添市が資材を提供し、生徒の協力を得て新しいベンチテーブルに生まれ変わった。
生徒らは2023年11月29日、松本哲治市長を表敬訪問し、製作の工程などを説明した。松本市長は「浦添工業生が作ったことを市民にPRして、広く使ってもらいたい」と話し、労をねぎらった。市長の提案で、製作を記念し生徒はそれぞれ名前やイニシャルをテーブル裏に書き込んだ。
ベンチテーブルは約2メートル四方の大きさ。生徒は3班に分かれ、木材加工や塗装、組み立てなど役割分担をして製作に取り組んだ。実習授業の中で4月から少しずつ作業を進め、11月上旬に完成した。
生徒の一人は「先輩が作ったものを自分たちも作ることができ、うれしい。クラスみんなで頑張って完成してよかった」と達成感をにじませた。
(上江洲仁美)