「ありんくりん」芸人をやって良かった点は? 古蔵中でお笑い、航空、医療など12社が職業講話 沖縄


「ありんくりん」芸人をやって良かった点は? 古蔵中でお笑い、航空、医療など12社が職業講話 沖縄 プロのお笑い芸人として漫才ネタの作り方などについて助言するお笑いコンビ「ありんくりん」=18日、古蔵中学校
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 【那覇】県内外のさまざまな業種の企業が学校現場に出向き、仕事内容ややりがいなどについて語る「NAHA ミライ City in school」が18日、那覇市立古蔵中学校で行われた。県看護協会やよしもとエンタテイメント沖縄、スカイマークなどの有名企業、団体の担当者が職場で使う道具などを用いて仕事の内容などを紹介し、生徒もさまざまな仕事を疑似体験した。

 スクールは1年生を対象に金融業、宿泊業、製造業、運輸業など12社が参加した。スクールは子どもたちの産業理解の促進や「働く」ことに対する意欲向上などを目的にした「那覇市の未来の担い手育成に向けたキャリア教育支援事業」の一環。

 よしもとからは、お笑いコンビ「ありんくりん」が登場。NSC(吉本総合芸能学院)沖縄校3期生のひがりゅうたさんとクリスさんは、普段の活動について、「ネタづくり」に軸を起きつつ、結婚披露宴の司会業やラジオパーソナリティーなどをこなすほか、動画投稿アプリTikTok(ティックトック)やユーチューブ、インスタグラムなどのSNSでの発信も心掛けていると話した。

 後半は、職業体験として、生徒が2~3人1組となり、“プロ芸人”である2人が助言する中、コンビ名や古蔵中のいいところを「あいうえお作文」をお題にネタにした。指名を受けた5組が壇上に立ち、ネタを披露した。ありんくりんの2人は「お笑いに正解はない。深く考えてもだめ。思いついたことをすぐに書き出すなどまずは行動することが大事だ」などと語った。

 生徒からの質問タイムでは、月収を聞かれ、「中古の軽自動車が買えるぐらい」と答え、笑いを誘った。さらに、お笑い芸人になるために必要なこととして「くさらず、辞めず、継続することが大事。プライドを捨てる。向上心を持った人と一緒に過ごすこと」などを挙げた。お笑い芸人をやって良かった点については「スノーマンと共演したこと」とドヤ顔で語った。

(吉田健一)