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うっかり課金…しないために モバプリの知っ得[268]


うっかり課金…しないために モバプリの知っ得[268] イラスト 小谷茶(コタニティー)
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国民生活センターは13日、子どもが保護者に無断でオンラインゲームに課金したという相談が多く寄せられているとして注意を呼びかけています【※1】。小中高生の相談件数は4024件(2022年度)で、平均購入金額は約33万円と高額になっています。通常、スマホゲームで課金する場合はパスワードの入力などが求められます。しかし、設定で「オフ」にすることもできるため、子どもがパスワードを知っている場合はそのまま入力してしまうことも。保護者の皆さんは今一度設定を見直してみてください。

そもそも、オンラインゲームには複数の通貨やアイテム(コインやルビー、ガチャチケット)が存在していることが多く、どの通貨が実際に課金して入手するものかが分かりづらくなっています。保護者も子どもが楽しんでいるゲームの仕組みをある程度は知っておいた方がいいと思います。

保護者が子どものリクエストを無視してゲームの課金を一方的に禁止すると、子どもは保護者の目を盗んで課金ができないかチャレンジします。少額でも成功すると「どうせバレたら怒られる。それならバレるまで課金しよう」などと、どんどんお金をつぎ込み、最終的な課金額が数十万円にふくらむ事例も知っています。保護者が子どものためを思って禁止にしたことが裏目に出てしまうこともあります。親子できちんと話し合った上で、数カ月に一度、千~2千円程度の課金を確認してゲームをすることもまた、今の時代にあった教育だと考えます。

~ 言葉の解説 ~

※1 注意を呼びかけています … 国民生活センターの情報は下のQRコードで。相談の内容が詳しく書かれているので保護者もお子さんも目を通してみましょう。

モバイルプリンス / 島袋コウ 沖縄を中心に、ライター・講師・ラジオパーソナリティーとして活動中。特定メーカーにとらわれることなく、スマートフォンやデジタルガジェットを愛用する。親しみやすいキャラクターと分かりやすい説明で、幅広い世代へと情報を伝える。

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