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新たな学び 大人も 「珊瑚舎スコーレ中」始動


新たな学び 大人も 「珊瑚舎スコーレ中」始動 入学を祝う会に出席する私立夜間中学校「珊瑚舎スコーレ東表中」の生徒ら=6日、南城市佐敷(大城直也撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 高橋 夏帆

 学齢期を過ぎた義務教育未修了者らの学び直しの場となる、学校法人雙星舎(そうせいしゃ)(南城市・星野人史理事長)が設置した全国初の私立夜間中学校「珊瑚舎スコーレ東表(あがりおもて)中」の「入学を祝う会」が6日、開かれた。40~70代計4人の新1年生が、新たな学びをスタートした。

 入学を祝う会は小学生から高等専修学校生までが通う昼間部と合同で行い、計28人が出席した。新入生は在校生や講師らに見守られて入場した。入学ソングの合唱や、在校生とともにカチャーシーを踊る場面もあった。

 新入生の我謝秀幸さん(40)は「生徒同士で勉強を進めるのが楽しみ」と語った。星野理事長は「今日は出会いの日。新しいメンバーと学びを始められることは幸せ」と話した。

 同校は、自主夜間中学を運営しているNPO法人珊瑚舎スコーレが、雙星舎を設置主体に県に提出していた認可申請書が3月に認められ、4月1日に開校した。学校法人として中学卒業認定ができるようになり、卒業生に公的な卒業証書を渡せるようになった。

 (高橋夏帆)