「すべての虫ぎらいにお届けするアートと虫の美しい世界」展(沖縄美ら島財団など主催)が2日から那覇市おもろまちの県立博物館・美術館で開かれている。5月6日まで。ボーダーカラーのゾウムシにブロンズ色のクワガタ―。色鮮やかな昆虫とアートを融合した約150点の標本が展示され、訪れた人の目を楽しませている。
琉球新報小中学生新聞りゅうPON!で「アポロサイエンス・セイタ先生ワクドキ実験室」を連載中の嶺井聖太さんが構想から約6年かけて制作。宝石のように輝く昆虫や画びょうの形のような昆虫など、身近な物と昆虫を掛け合わせ、ポップアート風の標本を作り、展示した。このほか、地球で最も白い生物なども紹介している。
セイタ先生は「昆虫は4億年の長い歴史の中、自分をどのように美しく見せるかを追求し、進化してきた。自然界に潜む色とりどりの昆虫たちを見て、少しでも虫の世界を知ってもらえたら」と話した。
入場料は一般800円、高校、大学生600円、小中学生300円、3歳以上100円。各種割引もある。問い合わせは同館、電話098(941)8200。
(金城実倫)