宮古総実が最優秀、九州へ　県高校商業研究大会　サメの観光資源化探る

　第２７回県高校生徒商業研究発表大会が１２日、那覇市西の県男女共同参画センターてぃるるで開かれ、最優秀賞に宮古総合実業が輝いた。優秀賞は南部商業と名護商工が選ばれた。宮古総実は熊本県で開催される九州地区大会（８月２３日）に派遣される。
　宮古総実は「みゃーくＳＨＡＲＫプロジェクト２ＳＴＡＧＥ」と題し、昨年度に引き続き駆除対象のサメを観光資源にする取り組みを発表した。駆除後に廃棄されるサメの歯をアクセサリーにして販売したり、池間漁協の協力を得て捕獲体験ツアーを試行したりと、「厄介者」のサメで利益を出す方策を探った。
　同校３年の赤嶺詩さん（１７）は「うれしいと同時に、学校の先生や池間漁協の方など関係者への感謝の気持ちが湧いた。九州地区大会に向けて気合を入れ直し、九州一になりたい」と意気込んだ。
　　（稲福政俊）