ベンチ用資材を寄贈　那覇工業高に浦添の３社

　高校生の社会貢献活動に活用してもらおうと、浦添市に本社を構える沖縄シャーリング、メイクマン、三和金属の３社は１１日、同市の那覇工業高校にベンチ製作用の資材や資金を寄贈した。３社の役員らが同校を訪れ、生徒らに資材や目録を手渡した＝写真（提供）。
　同校は地域貢献の一環として、生徒が学習などで習得した技術を活用して２人用のベンチを製作し、公民館や生徒らの出身中学校に寄付する計画を立てた。活動の趣旨に賛同した３社が角パイプや木材、塗料、現金などを贈った。
　機械科の１年１組の生徒３７人が７～１１月、提供を受けた資材を利用してベンチ２０台を製作する。完成したベンチは１２月に出身中学校などに贈呈する予定という。生徒を代表して大城朝輝さんが「僕たちの技術が地域の役に立つことをうれしく思う。材料を活用して立派なベンチを製作し、地域に贈呈したい」とお礼を述べた。　（外間愛也）