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学校の課題解決議論 全県高校生代表者会議


学校の課題解決議論 全県高校生代表者会議 ちゅらマナー条文の宣言後、あいさつをする李賀覧実行委員長=11日、沖縄市の県立総合教育センター(県教育委員会提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 第25回全県高校生代表者会議「高校生ちゅらマナーアップフォーラム~高校生として考えること」が11日、沖縄市の県立総合教育センターであった。各校の生徒代表が一堂に会し、学校で抱える課題の解決策や、夢を実現するために必要なことなどを話し合った。その内容は「ちゅらマナー条文」としてまとめ、真和志高1年の李(い)賀覧(はらむ)実行委員長が宣言した。条文を全員が復唱し、拍手で採択した。
 条文は(1)現代に合わせた、みんなが納得する校則作りに励む(2)スマートフォンのメリットデメリットを理解し、メリハリある使い方をする(3)公共の場をきれいに保つ努力を続ける(4)障がいの有無に関係なく利用できる学校づくりを目指す(5)差別や偏見を減らすため、互いの個性や違いを知る努力をする―の5項目。
 フォーラムでは代表者たちが班に分かれ、各校で共通して取り組めることについて意見を交わした。出された意見を全体でも共有して、議論を深めた。
 李実行委員長は「会議で全県から代表者が集まり、有意義な討議が行えた。討議を通して得たことを忘れず、それぞれの学校でも生かして充実した学校生活を送れるようにしていこう」と呼びかけた。 (外間愛也)