沖縄国際大学産業情報学科4年生で、コンピューターグラフィックス(CG)やプログラミングを学ぶ島袋舞優さんと饒平名佑哉さんがこのほど、大手ゲーム会社のコナミデジタルエンタテインメントへの就職が内定した。2人は「大好きなソフトの『メタルギアソリッド』や、新規のタイトルの開発にも携わりたい」と意欲を燃やしている。
島袋さんは子どもの頃からゲームが好きで、きょうだいでいろんなソフトで遊んできた。ゲームを通じ感動体験を得たり喜怒哀楽を学んだりしたといい、好きなタイトルを多く製作していたコナミに就職を希望した。
大学では当初、マーケティングや会計を学ぶ学科に入ったが、多くの人を楽しませられるゲーム業界で働きたいとの思いが高まり、学科を転籍してITの知識を学んだ。「私自身、ゲームを通じて多くのことを学んだ。多くの人に感動を届け、泣いたり笑ったりしてもらえるゲームを作りたい」と夢を語った。
饒平名さんは高校時代、ゲーム大会に出場するほどゲーム好きで、将来はプロゲーマーを目指していた。大学でCGを学ぶうち、ゲームを制作する側に回りたいと考え始めた。サッカー部時代に熱中したサッカーゲーム「ウイニングイレブン」をコナミが制作していたことから、就職先として意識した。
饒平名さんは中高時代を振り返り、高い目標を掲げず「進学先も問題なく行けるところを選び、挑戦から逃げていた」という。大学でCGと出合い、初めて本気で取り組みたいと思ったという。「大学でCGやデザインと出合ったことは運命だと感じた。就職後も新たな経験を大切にし、挑戦し続けたい」と気を引き締めていた。