沖縄大学(山代寛学長)は10月16日、包括連携協定を結んでいる那覇市議会(野原嘉孝議長)の議員を那覇市の同大に招き、学生らと共に市の課題を考えるワークショップを開いた。学生らは11月9日に市議会の議場に出向き、議論した内容について「那覇市若者ミライ議会」と題した模擬議会で知念覚市長や部局長らに質問する。
約70人の学生が10グループに分かれてワークショップに参加した。学生らは那覇市議会から事前に複数のテーマについて提案を受け、その中から自身らが取り組みたい内容を選び、模擬議会に向けて大学のゼミで事前学習に取り組んできた。
大学の授業で学んだ内容との関連から「不登校の児童生徒への支援について」のテーマを選択したグループは、上原仙子、上原ゆいなの両市議の助言を得ながら質問を考えた。那覇市の不登校の現状を聞き、学生と市が連携して支援に取り組むことができないかを質問することを決めた。
不登校の課題について市議会で質問することになった1年の大城輝哲さんは「これまで議員と直接話をする機会がなかったので、いい経験になった。当日は緊張せずに聞きたいことを市にぶつけたい」と楽しみにしている様子だった。
(外間愛也)