映画「ファニーズ」の試写会で映画を宣伝する山城智二監督（前列右から3人目）ら＝8月24日、那覇市のシネマQ
琉球新報社 26歳で急逝したお笑いコンビ「ファニーズ」の山城達樹の生涯を追ったドキュメンタリー映画「ファニーズ」の関係者向け試写会が8月24日、那覇市のシネマQであった。会場には、映画にも登場した芸人たちも詰めかけ、完成を祝った。
映画では、達樹と関わった人や沖縄のお笑いに関わるたちの証言を通して、達樹の生涯や沖縄のお笑いの歴史をひもといた。
達樹に声をかけられFECに入ったまーちゃんは「壮大なホームビデオ。本当の価値は10、20年後に分かる。1人10回は見て」と呼びかけた。ファニーズが司会を務めた「素人お笑い選手権」で優勝し、後にオリジン・コーポレーションを立ち上げたひーぷーは「素直にFECに入れば良かった」と笑いを誘い、「みんな若くて面白かった」と感想を語った。
達樹の弟で監督を務めた山城智二は「今日は達樹の命日。一緒に見てくれているはずだ。沖縄のお笑いを支えてきた芸人がいっぱいいる。ぜひこの作品を愛して広めてほしい」と語った。
上映活動に向けたクラウドファンディングは600万円の目標額を達成したと発表した。寄付者の名前は映画のエンドロールに掲載される。
（田吹遥子）
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