沖縄にルーツがある人が多く住む神奈川県横浜市鶴見が主な舞台の映画「なんでかね~鶴見~ガーエーにはまだ早い~」(渡辺熱監督)の上映が9日、沖縄県那覇市の桜坂劇場で始まった。舞台あいさつで渡辺監督は「鶴見は沖縄の空気がある街。多くの人に見てほしい」と呼びかけた。
沖縄から鶴見に出てきた主人公の平良栄人(比嘉秀海)が、鶴見の人たちと関わりながら夢を模索する物語。栄人の祖父役の大工哲弘さんは「鶴見には沖縄の原風景がある」と語り「栄人が孫にそっくりで孫と会話しているようだった」と振り返った。園田青年会長役を演じた中山琉貴さんは「上京して初めて鶴見や沖縄のよさを知った。ウチナーンチュにぜひ見てほしい」と話した。
沖縄市のミュージックタウン音市場でも16日から上映する。(田吹遥子)