琉球古典音楽野村流音楽協会の創立100周年記念公演「紀寿 そして未来へ」(同協会主催、琉球新報社、NPO法人コザまち社中共催)が3日、沖縄市民会館大ホールで開かれた。
350人の会員が出演し、100年の歴史をつなぐ盛大な舞台となった。来年1月26日には名護市民会館、3月23日には豊見城中央公民館で公演を開く。
公演は、150人以上の会員と舞踊で「口上かぎやで風」を披露し=写真、華々しく幕を開けた。男女それぞれの独唱や舞踊曲など、若手から中堅を中心に展開し、層の厚さを感じさせた。
同会は1924年10月に会員91人で発足。糸数昌治会長は「幾多の苦難を乗り越え隆盛を見ることができた。先師先達(せんだつ)に感謝したい」と述べ、今後発展を誓った
公演にせんだって開かれた記念式典では、同会に長年貢献した会員らに功労賞や感謝状が贈られた。