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オレンジレンジ、2年前の“リベンジ”全国ツアー「今回やらずに前に進めない」地元沖縄で熱くスタート


オレンジレンジ、2年前の“リベンジ”全国ツアー「今回やらずに前に進めない」地元沖縄で熱くスタート 観客を沸かせるオレンジレンジ=10月7日、沖縄市のミュージックタウン音市場(提供、撮影:LEI FILMWORKS)
この記事を書いた人 Avatar photo 田中 芳

 沖縄市出身の人気バンドORANGE RANGE(オレンジレンジ)は10月7日、全国ツアーの初日「NAKED×REFINISHED―revenge―」を沖縄市のミュージックタウン音市場で開催した。活動の原点である沖縄市でスタートを飾り、11月3日の東京公演まで全国6カ所を回る。約900人(主催者発表)のファンが会場を埋め尽くし、疾走感あふれるライブパフォーマンスに、会場は熱気に包まれた。

 ライブは2020年に開催予定だった全国ツアーのリベンジ。HIROKIは「今回やらずには前に進めないという気持ちだった。当然、その当時をまた超えていくという思いだ。皆さんもあるいろんなリベンジをぶつけて、いろんな経験をしたからこそ、素晴らしいものにしたい」と語りかけた。

地元沖縄でのワンマンライブを最高潮に盛り上げるオレンジレンジのRYO(中央)ら=10月7日、沖縄市のミュージックタウン音市場(提供、撮影:LEI FILMWORKS)

 インディーズ時代唯一のミニアルバム「オレンジボール」(2002年2月にリリース)から、初のオリジナルの「奏重鼓―REFINISHED―」など、過去作からリアレンジされた楽曲や、新曲を披露した。ライブは「雷 the Party」を皮切りにアンコールまで計21曲を駆け抜けた。「上海ハニー」では観客とともにカチャーシーを踊り、一体感が生まれた。RYOは「あの時できなかったこと、リベンジをかましたい」、YAMATOは「一つずつ丁寧に、一緒に良い思い出をつくれたら」とそれぞれが観客にメッセージを放った。

 HIROKIは、ライブの中盤、観客の盛り上がりに「こんな日を夢見ながら、希望を捨てずに頑張ってきた」と語り、「また新たなオレンジレンジも知ってもらい、次のステージにもいけるように」と、リアレンジ版の「Restart―REFINISHED―」や新曲の「Specter」、人気曲の「ミチシルベ~a road home~」などを聴かせた。

 終盤にかけて「イケナイ太陽」や「奏重鼓―」などで最高潮となり終演を迎えた。

 (田中芳)