沖縄市出身のミュージシャン、沖縄電子少女彩が「彩Saya」に改名し、再出発となるアルバム「彩:Saya」(SHISA SOUND WAVE、税込み3500円)を8月30日に発売した。新たな7曲を含む13曲を収録。各種音楽ストリーミングサービスでも配信している。
彩は沖縄音楽を基礎に、ポップス、アンビエント、ノイズなど幅広い楽曲を制作し、アバンギャルドな音楽性が国内外で評価されてきた。「沖縄の音楽を大事にしながら、アバンギャルドな音楽をやってきた中で、できるポップスを作った」と紹介した。
ノイズ音楽の大先輩から「歌をメインにしては」と背中を押され、ポップス要素を強めた音楽への取り組みを決意した。今年24歳。彩は「少女というのも」とはにかみながら、改名理由を話した。
アルバムは、エレクトロ(電子音楽)をベースにしたポップスのほか、沖縄音楽を基礎にブレイクビーツ、ラップ、EDMなどをミックスし、ポップ度も増した。新垣睦美やORIONBEATS(オリオンビーツ)など、沖縄のミュージシャンともコラボしている。
沖縄電子少女彩での経験を生かし、「ポップスだけど飛び跳ねた音楽を作っていく」と意気込んだ。
(嘉手苅友也)