【東京】菅義偉官房長官は3日の記者会見で、米国がロシアとの中距離核戦力(INF)廃棄条約の失効に伴い、中距離ミサイルを日本に配備するかどうかについて「(米国から)ただちに配備する状況にはなく、具体的な配備先も検討は行っていないと説明を受けている」と語った。
また、菅氏は米側から新規のミサイルの受け入れや配備に関して、どの同盟国にも打診はしていないとの説明がこれまであったとして「改めて確認するまでもない」と話した。
一方、自衛隊制服組トップの山崎幸二統合幕僚長は同日の記者会見で、日本への配備に関して「承知していない」と述べるにとどめた。