経済

沖縄そばで海外進出 来年、御殿山が台湾と英国に出店

観光客に人気の御殿山国際通り店 =11日、那覇市松尾

 沖縄そば屋の「御殿山」(本店・那覇市首里石嶺町)が、国内外へ積極的な事業拡大を進めている。海外展開では2020年に台湾と英国への出店を計画する。日本企業の進出が活発で沖縄への観光客が多い台湾と、日本食ブームが到来している英オックスフォードに店舗を構え、沖縄そばの海外市場開拓を狙う。御殿山を経営するココスアイランドオキナワ(那覇市)の洲鎌一馬社長は「海外展開には自信がある」と意気込む。 (中村優希)

 今月14日には、大手食品メーカーの明星食品(東京都)とのコラボで開発したカップ麺「明星 御殿山監修 琉球古来そば」(希望小売価格・税別230円)が、国内のコンビニや量販店で発売される。

 洲鎌社長自ら国内大手メーカー数社に沖縄そばを売り込みに行き、明星食品の定番商品として製品化が実現する流れとなった。洲鎌社長は「沖縄そばが外に出て行くことで、もっと沖縄に観光客が来てほしい」と思いを語る。

 御殿山は沖縄の古民家を利用した沖縄そば屋として、那覇市首里石嶺町で23年前に個人経営で始まった。2016年にココスアイランドオキナワが事業を引き継いだ。


御殿山がカップ麺として初めて売り出す「明星 御殿山監修 琉球古来そば」

 御殿山の事業を継承して以降、国際通り、サンエー浦添西海岸パルコシティ、那覇空港に出店し、現在、4店舗を営業している。今年3月に那覇空港店を開業したことで、アジア客への認知度も上がっているという。

 英国への出店計画は、来年3月の那覇空港第2滑走路の供用でヨーロッパと沖縄を結ぶ路線の拡充を見込み、リゾート地として沖縄の知名度が現地で高まることへの期待がある。オックスフォードでは、自動車工場で働くアジア系の移民や若者の需要も取り込みたい考えだ。

 海外店舗の従業員は現地採用する。味のレベルを保つため、浦添市にある自社のセントラルキッチン(集中調理施設)で麺とだしを製造して、海外店舗に輸送する体制を構想している。









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