IUCN西表島視察 再推薦で編入の浦内川も


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浦内川の視察を行うIUCNの専門家ら=11日、竹富町西表島

 【西表島=竹富】「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」の世界自然遺産登録に向け、国連教育科学文化機関(ユネスコ)に登録の可否を勧告する国際自然保護連合(IUCN)の専門家2人は11日、調査のため竹富町西表島を視察した。

 IUCNの西表島視察は2017年10月以来で、IUCNの専門家ウェンディー・アン・ストラーム氏とウルリーカ・オーバリ氏が、環境省職員や動植物などの専門家から説明を受けながら視察を進めた。

 再推薦にあたり、緩衝地帯から推薦区域に編入された浦内川を視察する様子が公開された。IUCNの2氏は浦内橋の上で浦内川に関する説明を受けた後、動力船に乗り浦内川を間近で視察した。12日午前には地元関係者らとの意見交換会が開かれる。全推薦地の視察を終えて、同日に環境省など行政機関による会見が石垣市で開かれる。