沖縄インディーズの歴史がここに! 自主制作CD300枚を展示 県内の“バンド少年”支えて18年 那覇・GIG昭和


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壁いっぱいのインディーズバンドCDを横に「みんなにも見てほしい」と話す金城忠則さん=9月22日、那覇市泊のライブハウス「GIG昭和」

 【那覇】9月に6周年を迎えた那覇市泊のライブハウス「GIG昭和」のオーナー・金城忠則さん(54)は、前身の店も含めると那覇市内で18年間もライブハウスを経営し、沖縄のインディーズ音楽シーンを支えてきた。店内には金城さんの店でライブをしてきたバンドのCDが多く飾られており、県内バンドの歴史を物語る「小さな博物館」となっている。

 GIG昭和を始める前には、那覇市曙でライブハウス「ロフト」「ロイド」を経営していた。

 GIG昭和の壁には300タイトル以上の自主制作CDが並ぶ。18年前に高校生だったバンドマンが大人になった今、ここでかつての作品と再会し、驚かれることもある。「(CDやデモテープなどの)音源ができるとみんな持ってきてくれる。ジャケット(表紙)にもこだわりが詰まっている」と話す金城さん。店内で再生することも可能だ。

 一つ一つ大切に収納されたCDは、2000年代インディーズシーンを駆け抜けたバンド少年の思い出を、今でも輝かせ続けている。

 (長濱良起通信員)