「食費も切り詰めて毎日ギリギリの生活」 給与未払いのブラックバイト 被害にあった学生の訴え


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アルバイトの状況や給与未払いの経験を語る女子学生ら=15日、西原町の沖縄キリスト教学院大学内

 沖縄県内で複数の飲食店を展開していたクライマックスコーヒー(沖縄市)が破産準備に入り、アルバイトの学生らに給与の未払いが起きている問題で、被害を受けた学生2人が15日、西原町の沖縄キリスト教学院大学で会見を開いた。給与未払いが続いている学生らは「お金がなく、とても苦しい」「貯金を切り崩して生活をしている」などと窮状を訴えた。会場には学生らに劣悪な労働条件を強いる「ブラックバイト」の問題に関心を寄せる学生ら約100人も集まり、被害学生の訴えに耳を傾けた。

 会見には、同社が那覇OPA内で展開していた飲食店(8月末で閉店)で勤務していた同大の女子学生2人が出席し体験を語った。

 8月分給与など8万3700円が未払いとなっている2年の学生(20)は教科書代や通学のために必要なガソリン代も払えないと述べ、「食費も切り詰めて毎日ギリギリの生活を送っている」「とてもきつく精神的にもきている」などと訴えた。

 給与約7万円を受け取っていない4年の学生(22)は未払いの問題のほか、「シフトを勝手に変更される」など勤怠管理上の問題もあったと強調。店内のゴキブリ駆除の要請も無視されたとし、「衛生管理を怠っていた」と当時の劣悪な労働環境の実態を明かした。

 会見では、2人と共に未払い給与の支払いを求めている別の大学生ら3人のコメントも紹介された。

 このうち1人は、「同じような経験をされた方、力になってくださる方は絶対にいるので、頑張って勇気を振り絞ってまずは声を上げてほしい」と言葉を寄せた。