【名護・沖縄】沖縄県名護市のカヌチャリゾートと沖縄市の東南植物楽園は11月1日から、車内の画面にコンピューターグラフィックス(CG)を投影できるエンターテインメント車「SC―1」の体験イベントを開く。SC―1は高感度カメラや高解像度画面を備え、実際の映像にCGを重ね合わせることでバーチャル体験を楽しめる。
SC―1はソニーとヤマハ発動機が共同で開発した。本格運用は国内初となる。定員は5人で車内に1台、車外に4台の液晶画面がある。カヌチャリゾートと東南植物楽園では自動運転で走行する。カヌチャリゾートではゴルフコース、東南植物園では並木道などを巡り、実際のコースの映像に魚などの映像を重ね合わせて車内の画面に投影する。
カヌチャリゾートの白石武博社長は「(11月から始まる)イルミネーションとあわせて楽しんでほしい」と話した。東南植物楽園の宮里高明副園長は「植物とデジタルをあわせた新しい体験ができる」と来場を呼び掛けた。
カヌチャリゾートの料金は大人が千円で、中学生以下が500円(いずれも税込み)。来年2月14日までの運行。問い合わせは(電話)0980(55)8880。
東南植物楽園は中学生以上が千円、4歳~小学生が500円、3歳以下が無料(いずれも税別)。別途入園料が必要。来年3月31日まで運行。問い合わせは(電話)098(939)2555。