【石垣】石垣市消防本部は災害時の情報把握や救助活動に役立てようと小型無人機(ドローン)2機を導入し、15日、同本部でドローン運用開始式を開いた。県内消防では5カ所目の導入。隊員3人が操縦士の資格を取得しており、今後、3人を指導者に操縦可能者を増やす予定だという。
ドローン導入により人が進入困難な地帯での状況把握や、要救助者の早期発見などにつなげたい考えだ。赤外線カメラなどを装備した大型1機と、要救助者の声掛けに使用できるスピーカーを装備する小型1機を導入した。導入には一括交付金を活用した。
運用開始式では崖下に車が転落した事例を想定した訓練が披露され、ドローンが要救助者と周囲の状況を把握したり、スピーカーを使用して安否確認したりする様子を実演した。