【佐賀県で上江洲真梨子】県民の期待を背負い、初出場となった高校野球秋季九州大会の初戦に臨んだ八重山農林高校。20日に佐賀市立野球場で行われた福岡第一戦で敗れたが、頑張る選手を応援しようと全国から駆け付けた応援団は最後までエールを送った。
大浜圭人主将の父・敦史さんは試合終了後、福岡第一に「頼んだぞー」と叫びバトンを託した。初の九州出場を遂げた選手に「ここまでよく頑張ってくれた」と健闘をたたえた。
沖縄尚学卒で、昨年まで八重山農林で教べんを執った比嘉政彦さん(25)は県大会からラッパ演奏で選手らを鼓舞してきた。敗退に肩を落とすも「また夏に期待したい」と選手らの成長を願った。
21日は母校・沖尚の準々決勝。「明日は沖尚を応援する」と気持ちを切り替え、会場を後にした。