米軍CH53E大型輸送ヘリコプター1機が21日に鹿児島県の種子島空港に着陸後、何らかの不具合で離陸できず、22日まで同空港で駐機を続けていることが分かった。普天間飛行場所属とみられる。22日には普天間所属の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが種子島空港に飛来した。復旧のための物資を届けたとみられる。
関係者によると、CH53Eヘリは給油のために種子島空港に飛来したが、離陸しようとした際に点検で機体の不具合が見つかった。物資を届けたとみられるオスプレイは22日に同空港を離れたが、CH53Eは離陸が確認されなかった。
種子島空港にとどまっているCH53Eの同型機は22日、普天間飛行場周辺で飛行訓練を続けた。米軍機を巡っては、米空軍のMC130J特殊作戦機が重さ約3・6キロの着陸装置の一部を嘉手納基地内で脱落させていたことが21日に判明したばかり。
CH53Eヘリは今年6月に浦添市の浦西中学校にブレードテープを落下させ、8月には沖縄周辺を飛行中に窓落下事故を起こした。2017年10月には東村高江で不時着・炎上、同12月に宜野湾市の普天間第二小学校で窓落下事故を起こしている。