これはインスタ映え☆かわいいボトルのシークヮーサーリキュール 比嘉酒造「OKINAWA LEMON」


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比嘉酒造が新たに開発した「OKINAWA LEMON」=23日、那覇市泉崎の県庁

 泡盛残波で知られる比嘉酒造(読谷村、比嘉兼作社長)が、泡盛と県産シークヮーサーを使用したリキュール「OKINAWA LEMON」を新たに発売した。泡盛になじみの薄い若い女性をターゲットに、SNS(会員制交流サイト)上の「インフルエンサー(影響力のある人)」と共同開発した写真映えする外観が特徴となっている。

 同商品は女性が手に取りやすいように丸みを帯びたボトルで、シークヮーサーをイメージした黄色と緑を基調としている。比嘉社長は「パッケージデザインが、若い女性に泡盛を手に取ってもらえない理由の一つだと思う。SNSを使った商品開発はマーケティングにも重要になる。ノウハウは今後、泡盛業界全体で共有したい」と話した。

 内容量は300ミリリットルで、アルコール度数は12度。希望小売価格は税抜き1364円。本島北部産のシークヮーサー果汁16%を使用し、フルーティーで爽やかな味わいが特徴だ。1年間で5千本の販売を目標としている。沖縄の産業まつりで先行発売し、11月1日から県内のお土産品店などで販売する。

 同社は2017年度から、県の事業を活用してインフルエンサーにマーケティングを実施した。味わいは高く評価された一方、パッケージデザインなどが世界観にそぐわないとしてインスタグラムに写真をあげてもらえないという課題に行き当たった。そこでインスタを活用し、インフルエンサーやフォロワーとともにパッケージを開発した。