どうなる?未来の教育 課題探求型で授業をする米国の事例を上映


社会
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未来の教育について討論を促す一般社団法人HALOMYの碓井梨恵代表理事(左)=26日、那覇市の琉球新報社

 新しい教育方法を試みる米国の高校を舞台にしたドキュメンタリー映画「Most Likely To Succeed」(成功に一番近い教育とは)」の自主上映会が26日、那覇市の琉球新報社で開かれた。沖縄では2度目の上映で、一般社団法人HALOMY(碓井梨恵代表理事)が主催した。教育関係者や学生など約30人が参加し、上映後は参加者らが未来の教育について討論した。

 映画は、特別な認可を受けたカリフォルニア州サンディエゴの公立高校で教科書に頼った知識偏重型の教育ではなく、生徒中心の課題探求型の学習で授業が進んでいく。教科書を使わず試験対策の授業もないが、州の標準テストの成績は平均を上回り、大学進学率は98%(米平均72%)と高いという。

 参加した島袋菜々子さん(日経教育グループ)は「時代がこれだけ変わる中で教育が変わっていないことに怖さを感じた。気付きを得る良い場になった」と話した。