キングス3連勝! 転機になった福田真生の投入 Bリーグ第8戦


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琉球―三遠 第1クオーター、切り込んでシュートを決めるキングスの満原優樹=26日、沖縄市体育館(ジャン松元撮影)

 プロバスケットボールBリーグ1部の琉球ゴールデンキングスは26日、ホームの沖縄市体育館で三遠ネオフェニックス(中地区)と今季第8戦を行い、74―59で勝利した。3連勝で通算成績を5勝3敗とした。次節は27日午後2時から、同体育館で三遠との2戦目を行う。 (観客3260人)

 前半はシュートミスが続き、3点弾の確率は第2クオーター(Q)を終えて7・7%と攻め手を欠いた。第3Qの残り5分22秒にベンチサイドが「転機になれば」と福田真生を投入。リバウンドのこぼれ球を拾うなど好プレーを見せると、キングスの走って守るバスケが息を吹き返し、74―59で三遠を退けた。

 HC、選手が「ずれがあった。前半は難しい内容だった」と口をそろえるように、三遠にオフェンスリバウンドを許すなど攻めあぐねた。第2Qだけで13得点を挙げるなど躍動した並里成の積極的なプレーで、33―29とどうにかリードを保ったまま前半を終える。

 第3Qは福田の活躍で潮目を変え、3点弾も徐々に決まるようになる。さらにギアを上げ、満原優樹、ジャック・クーリーらが得点を重ねた。

 課題は残したものの、3連勝を手にし、今後の弾みになるゲームとなった。満原は「後半は走ってセットをつくり、守備もよくできた」と評価する。「ノーマークだったら打つ、DFが詰めてきたらシンプルに打つ」と27日のホーム戦でも変わらず、キーマンとしての役割を貫く姿勢だ。
 (喜屋武研伍)


キングス 5勝3敗
 74―59(14―12,19―17,21―15,20―15)
三遠 9敗

 【評】序盤からリードしたキングスだったが、ファウルトラブルをもらい、シュートミスが続くなど三遠に詰められる。第2Qは並里成が13得点する活躍でリードを保ち、最終Qは豊富な運動量で堅い守備から満原優樹、岸本隆一らが得点を重ね、15点差で勝負を決めた。

内容全体的に良くない

 佐々宜央HC(キングス)の話 三遠の攻撃の時に、ファウルトラブルをもらうなど苦しい状況だったが、並里が前半つなぎ、福田が流れを変えてくれたのは大きかった。内容は全体的に良くないが、勝ちながら反省していきたい。

前向いてプレーしたい

 ブライアン・ロウサムHC(三遠)の話 前半はイーブンな内容だったが、その後は琉球のエナジーが三遠を上回ったのが敗因だ。9連敗中だが、下を向いているようじゃ勝てるチャンスはない。ポジティブに考えて、前を向いてプレーしたい。