同性愛や性同一性障害など性的少数者(LGBT)に関する企業の取り組みを評価する「PRIDE指標2019」で、最も高い評価の「ゴールド」に県内企業4社が認定された。194の企業・団体から応募があった。
日本トランスオーシャン航空(JTA)が4年連続、沖縄セルラー電話と沖縄タイムス社は2年連続、沖縄通信ネットワークは初受賞となった。
表彰制度は今年で4回目。性的マイノリティーの人が働きやすい職場づくりを目指す任意団体「ワーク・ウィズ・プライド」が、独自の指標に基づいて企業の施策を評価する。
JTAは県内企業と連携した勉強会の開催など社外での活動にも力を入れている。
沖縄タイムス社は本年度の採用試験のエントリーシートから、「男・女」を選ぶ項目をなくした。
沖縄セルラー電話は同性のパートナーも配偶者と認めるなど社内規則を見直した。沖縄通信ネットワークは全社員にLGBTに関する研修を実施して啓発した。
4年連続受賞したJTAの糸数寛執行役員コミュニケーション部門長は「継続した活動が大事。社内だけでなく社外にも呼びかけたい」と話した。