社会

火災後初めての週末を迎えた首里城 「再建した姿見たい」

初の週末で3連休初日とあって多くの県民や観光客が訪れた首里城=2日午後、那覇市首里

 火災後初めての週末を迎えた2日、この日は3連休初日とあって、那覇市の首里城周辺には県民だけでなく多くの観光客が訪れた。ただ、変わり果てた首里城の姿に、笑顔はあまり見られなかった。

 那覇市真嘉比の会社員男性(39)と妻(40)は長男(1)を抱えながら「焼けちゃったね」とつぶやいた。デートで訪れたことはあるが、長男が生まれてからは来たことがなかったという。2人は「ぜひ再建したときには、この子と一緒に来たい」と語った。

 龍潭沿いの県道から写真を撮っていた後藤佳子さん(45)=千葉県=と矢野倉智子さん(45)=茨城県=は火災当日、沖縄に来た。沖縄には10回近く来たという後藤さんだが、今回初めて首里城を観光する予定だったといい「いつもあると思ったらだめですね」と肩を落とした。

 大部分が依然として入場規制されている首里城公園だが、1日からは、守礼門から歓会門まで入れるようになった。

 首里城周辺のジョギングが日課という那覇市繁多川の屋嘉比敏子さん(74)は守礼門近くの壁際に座り「首里城は生活の一部。遠くに住む友達にも自慢していたのに」と残念がる。その上で「こうなったら再建を見たい。車いすになっても長生きして再建した姿を見たい」と笑顔を見せた。

(高田佳典)



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