県と沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)は10月24日、多様な食対応レベルアップセミナーを那覇市の沖縄かりゆしアーバンリゾート・ナハで開いた。県内の飲食や観光の関係者らが参加し、動物性由来の食材を食べないベジタリアンやビーガンなど、さまざまな食事に対応するための手法を学んだ。
食の多様性などに関する情報を発信するフードダイバーシティ代表の守護彰浩氏が講演した。守護氏はベジタリアンやビーガン向けの特別メニューを考案するのではなく、既存のメニューに動物性由来の食材を使わないことで、多様な食に対応できることを紹介。「世界中の人が食べられるメニューを提供することが必要になる」と述べた。
会場にはベジタリアンやビーガン、ムスリムに対応した食品も用意され、参加者らが試食をした。飲食店の担当者を交えたパネルディスカッションで、ベジタリアンなどへの対応について意見を交わした。