【糸満】2019年韓国人戦没犠牲者慰霊大祭(在日本大韓民国民団県地方本部主催)が10月26日、糸満市摩文仁の韓国人慰霊塔公園で開かれた。遺族や関係者約100人が参列し、沖縄戦で亡くなった韓国人戦没者に祈りをささげた。主催者代表で金仁洙(キムインス)団長は「良くない日韓関係の中、今日(の開催)は深い意味がある。二度と戦争のない世界をつくっていくのが我々の役目だ」と話した。
参列した県日韓親善協会の大城宗憲さんは「戦争の教訓を未来永劫(えいごう)語り継がなければならない」と語り掛け、恒久平和を願った。四国大で講師を務める李柔那(イユナ)さんが韓国国家無形文化財の「サルプリの舞」を奉納=写真。参列者は舞を見ながら戦没者に思いをはせた。