首里城焼失、イオンが5年間で5億円寄付 再建支援プロジェクト発足へ


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玉城デニー知事(右)に首里城復興支援に関する趣意書を手渡すイオンワンパーセントクラブの横尾博理事長(左)=6日、那覇市の県庁

 イオンは6日、首里城の再建を継続的に支援するために「イオン首里城復興支援プロジェクト」を発足すると発表した。公益社団法人イオンワンパーセントクラブが、5年間で5億円を寄付する。寄付先は県で、時期や回数は調整している。同日、同クラブの横尾博理事長が県庁を訪れ、玉城デニー知事に趣意書を手渡した。

 同クラブはイオングループの主要企業が税引き前利益の1%を拠出し、被災地支援などの社会貢献活動に充てている。首里城再建のための寄付金も活動費用から拠出する。プロジェクト発足に先立ち、県内や九州の店舗に募金箱を設置した。電子マネー「首里城WAONカード」利用による支払金額のうち、1%を首里城基金に寄付する取り組みも実施している。

 横尾理事長は「手伝えることを聞いた上で支援を拡大する」と話した。玉城知事は「いち早く動いてくれていることに感謝している」と述べた。