ゼネラルくすぶるず頂点に 6-0で完勝 オリオンスーパーベースボール中央大会 輝きを放った銘苅瑞輝


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 草野球の沖縄一を決める第25回オリオンスーパーベースボール2019中央大会(ラジオ沖縄主催、琉球新報社共催、オリオンビール特別協賛)は9日、浦添市のANA BALL PARK浦添で決勝を行い、沖縄ゼネラルくすぶるずが、おでん処ななふくに6―0で完勝し、チャンピオンカテゴリーの頂点に立った。くすぶるずは奄美沖縄親善交流大会(12月7日、奄美市)に派遣される。40歳以上が3人以上登録するシニアカテゴリーは、ELEVENオールドが金城酒店に2―1でサヨナラ勝ちし、優勝を飾った。

銘苅、打・走・投で躍動

チャンピオン決勝 直球を武器に次々と打者を打ち取った銘苅瑞輝=9日、浦添市のANA BALL PARK浦添

 初回に先制し、四回に中押し、そして六回にダメ押しの追加点。守っては鮮やかな継投で被安打4の失点ゼロ。「今日の試合は100点満点ですよ」。試合後、沖縄ゼネラルくすぶるずの金城幸一郎主将が笑顔で言い切った通り、ほぼ完璧な勝利だった。

 中でも輝きを放ったのは、22歳でチーム最年少の銘苅瑞輝だ。「若さを生かし、はつらつとしたプレーを心がけた」と1番打者として3安打で好機をつくり、盗塁も一つ。我慢の投球を続けていた高安樹から四回にマウンドを継ぐと、最速141キロの直球を武器に4回を無失点に抑えた。

 強力な投手陣の活躍で、今大会は全5試合で失点ゼロ。決勝では野手陣に失策が一つ出たが、安定した守備で投手をもり立てた。仲本真也監督は「投手力には自信がある」と守備力の高さを自負する。

 2年前に決勝で敗れただけに、金城主将は「この日のために練習してきた。やりましたよ」と喜びを爆発させる。奄美市での親善交流大会に向け「奄美を盛り上げてきます」と力強く語った。

(長嶺真輝)

チャンピオンカテゴリーで頂点に立った沖縄ゼネラルくすぶるずの選手ら