アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで行われているパラ陸上の世界選手権最終日の15日(現地時間)、男子1500㍍(車いすT52)決勝に挑んだ沖縄市出身の上与那原寛和(48)=SMBC日興証券=が3分56秒21で2位に入り、来年8月に開幕する東京パラリンピックの日本代表に内定した。上与那原の代表内定は400㍍(車いすT52)に続き2種目目。
3レーンの上与那原は、同じ日本勢の伊藤智也(バイエル薬品)の後ろにつけ、3番手で終盤までレースを進め、ラストのストレートで伊藤の前に出てゴールし、銀メダルを獲得した。1位は佐藤友祈(WORLD―AC)、3位に伊藤が入り、日本勢が表彰台を独占した。
試合後、上与那原は「レース展開を見ながら、徐々に速度が上がっていくと思っていたので、最後いい形で勝負できたのが良かったと思う」と満足げな表情で語った。【琉球新報電子版】